« VEDEO OPTION D186軍団の大冒険 ロードスターメディア4時間耐久レース2012 | トップページ | REVSPEED 1月号は86/BRZ特集とRX-8特集 »

2012年11月 8日 (木)

F-1 GRAND PRIX 2012 鈴鹿を観戦してきた

Img_1306_2 2012年10月6日、7日に F-1グランプリ 2012 in 鈴鹿サーキットが開催され、観戦に行ってきた。

甲高いエキゾーストノートと独特の臭いが今も記憶に残っている。

レースの結果はレッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールtoウィン、フェラーリのフェリッペ・マッサが2位、そしてザウバーの小林可夢偉が日本人では久しぶりの3位を見事獲得した。

偶然にも素晴らしいレースを観戦することが出来たが、実はオレは、F-1を生で観戦するのは1993年以来、実に19年振りだった。

久しぶりのF-1観戦はとても感慨深いものだった。

Img_1160Img_1169F-1グランプリはフォーミュラのトップカテゴリー。世界一を目指して、トップドライバーとチームが全力を尽くして戦うモータースポーツだ。
マシン、チームの実力も見応え十分だが、超人的なテクニックを誇るトップドライバーのマシンコントロールが見れるのが、フォーミュラの何よりの魅力だ。

F-1は特別だ。他のカテゴリーでモノコックは汎用である場合が多いが、F-1ではチームのエースドライバーの体格に合わせて限りなく鋭く、タイトなモノコックを各チームがデザインする。大袈裟に言ってしまえば、『マシンを着る』感覚。オーダーメードスーツに足を入れ、エンジンを背中に括り付け、マシンと一体化させ、体の一部のように振り回すことができるのが、F-1マシンなのだ。フォーミュラカーはパワーウェイトレシオやドライブ感覚もツーリングカーよりもレーシングバイクの方が近いが、F-1では更に凄いだろう。
この自分仕様のスペシャルマシンを各ドライバーとチームが持ち込んで、世界一を争うレースを展開なのだからそれは凄い。タイヤこそワンメイクとなっているが、空力、サスペンション、エンジン特性など様々なセッティングの幅は広い。ドライバーとチームが各サーキットに合わせて、限られた時間の中で、どれだけセッティングを決められるかが、勝負の分かれ目となる。セッティング可能な幅が大きいだけに『セッティング能力』が大きく試されるのがF-1だとも言える。
実際に今回のレースでは、鈴鹿入りしたばかりの走り出しは、レッドブルとザウバーは思ったような速さを発揮できなかった。そこからベッテルと可夢偉はセッションごとに適切にセッティングを変更することで、少しずつステップを踏み、予選、決勝の好成績へと結びつけた。マッサもまた決勝までにセッティングを決めて、決勝2位へとフェラーリを導いた。世界のトップドライバー、トップチームが争うレースに偶然はない。隙あれば、次のチーム、ドライバーが順位を奪い取りに来る。トップ3の実力は本物だ。結果を残したドライバーとチームは、この鈴鹿に入ってからのひとつひとつの努力の積み上げとその判断が優れていたからに他ならない。F-1を生で観戦してそれを再確認した。
その強さは1日にしてならず、今シーズンのこれまで、いや、それ以上の長年に渡るそれぞれのドライバーとチームの人間の経験の積み重ねによるもの。簡単には言葉で語れない技術力の蓄積を感じた。

Img_1162

Img_1170

F-1が気になり、観戦に来たのには理由があった。ここ3年くらいの間にマシンセッティング、ドライビングスタイルに新しい形に大きく変化したようにTVで見えたため、生で見て確認してみたかったのだ。最近のタイヤの思想によるものなのか、空力を含めたセッティングによるものなのか。レッドブルに代表されるコーナリングアプローチからターンインまでの動きとそれを使いこなすドライビングテクニックをどのように合わせているのか、とても興味深かく、ここに簡単に書くことは難しいが、とても参考になるものだった。

モータースポーツに憧れた時代に見たF-1も感動だったが、その後、モータースポーツを体験し、長く走ってきてから、観戦するF-1はさらに意義深いものだった。

自動車研究家 出来利弘

« VEDEO OPTION D186軍団の大冒険 ロードスターメディア4時間耐久レース2012 | トップページ | REVSPEED 1月号は86/BRZ特集とRX-8特集 »

レース / モータースポーツ 」カテゴリの記事

カテゴリー

無料ブログはココログ