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2010年10月 2日 (土)

TD-1001R の研究 ~M2ミーティングにて

Img_0569_2 M2ミーティングで撮影させていただいた写真を元に研究しているが、写真のTD-1001R は、まさにこのミーティングから生まれたと言っても過言ではない。
(詳細はTD-1001R開発物語参照)

TD-1001R

マツダロードスター1600(NB6C)をベースに株式会社ディーテクニックが開発したコンプリートチューンドカー。

135馬力、車両重量990kg

50台限定生産で平成16年10月01日発表、発売。
新車当時価格 340万円(税抜き)

2003年のM2ミーティングで立花啓毅と出来利弘が出会ったことで始まったコンプリートカー計画。翌年、2004年のM2ミーティングではそのプロトタイプが公開され、2004年10月01日に発表、発売された。同日発売の自動車専門雑誌、カーグラフィック誌にカラー4ページに渡ってTD-1001Rの記事が特集され、話題となった。

Td17TD-1001Rの開発コンセプトは「心を開放するスポーツカー」。

Td

エンジンはダミーヘッドを使ったホーニングによって大幅にフリクションが低減されている。ピストン、コンロッドは徹底的に重量バランスが取られ、クランクシャフト、軽量化されたフライホイールもダイナミックバランスが施されている。ヘッド面研によって圧縮比がアップされ、燃焼室の容積合わせ、ポート研磨などの作業が熟練工の手によって行われている。
吸気にはカーボン製エアBOXにK&N製フィルターを用いたTDフレッシュエアBOXを採用。エキマニはオールステンレス製4-2-1にスポーツ触媒を組み合わせたTDエキゾーストマニホールド(マキシムワークス製)を組み合わせている。

シャシーはTDローダウンスプリング(レーシングビート製)によるロール剛性アップ、16インチTDオリジナルのレイズ製CE28N、軽量鍛造1ピースホイール 7J-16 off +33にブリヂストン・ポテンザRE-01Rが装着されている。サスアームブッシュはトーコントロールをキャンセルする設定に交換され、スペシャルアライメントでセッティング。足廻りの剛性感アップに寄与している。
ローダウンスプリングのみの変更で純正ショックのままダンピング性能が大きく向上したかのようなハンドリングを手に入れられたのは、なぜだろうか。それはトータルで車両重量を40kg減らし、NB初の990kgとする軽量化作戦があったからこそ。

エクステリアはボディデザインを変更しつつ軽量化する設定となっていた。
TDフロントフェイシャー、サイドステップ、リヤバンパー、カーボントランクに変更することで、車体を軽量化しながら、デザインを個性的なものとした。特にフロントフェイシャー下面はフラット形状となっていて、空力性能を向上させながらも充分なダウンフォースを得ている。

Gi7m0323

インテリアは左右シートがエスケレートベースのアルカンタラ仕様、M2同様、センターコンソールレスキット仕様となっており、ドアパネルも専用デザインのフラットパネルタイプに変更されている。


まるでバイクのように意のままに操ることを目的に開発されたこのマシンは、あのM2 1001の精神を引き継ぎながら、されにレーシーに磨き上げられ、、『ノーヘルメットで乗るバイクのように』とセッティングが進められた。80年代、90年代のレーサーレプリカ全開走行を彷彿とさせる走りのワクワク感がたまらない。レブリミットを目指す甲高いエンジンのメカニカルノート、吸排気の効率、バランスを極限まで突き詰めた官能的サウンド。フリクションが低減され、超絶レスポンスで「ブォン、ブォン」と吹け上がるエンジン。ついついヒール&トウでシフトダウンして、音を聞いてしまいたくなるほどだ。
ハンドリングは最高だ。軽量でありながらダウンフォースがかかるフロントノーズは鋭く向きを変える。接地感あふれるシャシーは意のままにリヤをコントロールするFRならではの楽しみを味わえる。ビギナーにも寛容でありながら、プロでも真の性能を引き出すのに格闘し、走ることに夢中になる。
エンジン、シャシーのバランスは、なかなかここまで仕上がることは稀だ。偶然が重なった結果生まれたこのマシンは、今もその輝きを失わない。スポーツ走行が好きなドライバーの方は是非、一度このTD-1001Rをドライブしてみていただきたい。
きっと降りたら笑顔が溢れることだろう。

出来利弘

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