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2010年9月30日 (木)

貴島さん、ありがとうございました!

ロードスター、RX-8の開発主査であり、過去にはRX-7の開発主査も担当された貴島孝雄さんが2010年9月30日を持って、マツダ株式会社を退職されました。

今後は山口東京理科大学の教授として教壇に立たれるとのことです。

ロードスター全国ミーティングを周られたり、オーナーの一人ひとりをとても大切にされる方でした。

関連情報URL : http://www.yama.tus.ac.jp/departments/teacher/e0012.html

マツダのスポーツカー開発に多大な功績を残された貴島孝雄さんがついに退職されてしまう日が来てしまいました。彼のスポーツカーとして志を高く持ち、素晴らしいものを作り上げる技術力は群を抜いてからこそ、今、私達はこのFRスポーツカーとしての性能を味わい、楽しむことが出来ています。ロードスターでいえば、オープンエアもそうでしょう。そして、さらに大きな彼の大きな功績はそれを多くの人に長く乗ってもらうためにと、最小限の実用性確保と欲しいと願えば買える価格帯に落とし込む工夫をしてくれたことだと思います。それを兼ね備え、販売にまで辿り着くスポーツカーは稀です。特にロードスターを当初のコンセプトのまま守り続けることは容易ではなかったはずです。
貴島さんにお会いしたときにおっしゃっていた言葉を思い出します。
「クルマはチームで創るモノですから私一人の力じゃなんも出来ませんよ。みんなが協力してくれたからこそ、出来るんですよ。厳しいことも言ってるけどね、私はみんなに感謝しとるんですよ。」
好きなものを創る情熱と同時に、近くにいるスタッフを引っ張っていくリーダーシップ力がなくては、量産スポーツカーを形とし、販売するところまで持っていくことは出来ません。貴島さんの技術力、その知識はもちろんのこと、その人間力ともいうべき力を感じました。
これからも私達に『モノ創りの素晴らしさ』と『人との関り合いの大切さ』について、教えてください。




貴島孝雄さん、お疲れ様でした。
素敵なスポーツカーをありがとうございました!

                                

                      ディーテクニック 出来利弘

※貴島孝雄さんは1967年、東洋工業㈱(現マツダ㈱)に入社。1986年、トーコントロール機構付後輪懸架装置の開発により、社会法人自動車研究技術会より、技術開発賞を受賞。マツダでユーノスロードスター(NA6CE)のシャシー設計を担当。NA8Cシリーズ2からユーノスロードスター開発主査、ロードスター(NB)開発主査、ロードスター(NC)開発主査を担当し、NCロードスターは2005年日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞する作品となった。RX-7(FD3S)後期の開発主査、現行RX-8後期の開発主査も担当されていた。
2010年10月1日からは山口東京理科大学の教授として自動車工学、感性工学を若い世代に伝える仕事に就くこととなった。

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