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2009年2月14日 (土)

Star Mazda参戦への道 17 応援者との出会い、そして明日へ向けて

P1000071_3 レース前の金曜日は何もない、休日がある!この日は通訳として一緒に来てくれたケーシーさんとワインの街を観光して回った。
サムさんの紹介で日本人のケーシーさんが通訳となった。初めて会ったのが金曜日、翌火曜日には出発。よく参加してくれたと思う。7日間ずっと一緒になる大変な旅だからだ。

どうする?レース断念か?

P1000018 出発が迫った日になっても通訳が見つからない。ここまで頑張ってきたが、終わりか!?どうにかならないのか?車関係の知り合いはみんなSEMAショーに行ってしまっている。クルマが全く解らないと難しい。なんとかコミュニケーションは出来ると思っていてもやはり、どこまで通じてるか?という疑問が付きまとっている状況ではレースに集中できない。チームからの条件で今回通訳をということだった(ベスさんは他の仕事の関係で来れない)。

ただ、時間が過ぎるだけの中、諦めかけていた時にケーシーさんから「行ってやってもよいよ」とメールが入った。私はすぐに本人に会って、事情を説明し、お願いをした。出発の前夜はケーシーさんの家に泊めてもらい、出発前にも出来る限りコミュニケーションを取るようにした。
それにしてもケーシーさんは凄い。初めて会ってここまで付き合ってもらえるなんて・・・。何しろそこから片道9時間にも及ぶ長い旅、そして1週間のレースで拘束、全部食事は一緒となるのだ。これは本当に難しいことだったはず。ケーシーさん、本当にありがとう!

今回の件だけでなく、全て人の紹介でこのレース参戦は実現した。「「サムさんにこれはケーシーさんにしかできない!なんとか頼む」と言われたから受けたんだぞ。」と彼は話てくれた。これまで私をずっと応援してきてくれたサムさんとベスさん、その家族のおかげだ。


P1000070ケーシーさんはチームスタッフとも積極的にコミュニケーションを取ってくれた。また、私より20歳以上年上という経験から、人生のアドバイスをたくさんもらった。そんな話も尽きない状況の中、休みが空いたこの金曜日はワインの街を一緒に見て回った。古くからワインの街としてしられるこの地には試飲することの出来る場所がいくつかあり、それを回りながら、話をした。「レース以外のことも大切」と彼は私にリラックスするように言い聞かせながら、歩いた。テストの結果が充分でないと言う私に、「12年ぶりにレーシングカーに乗って、あの走りは立派だよ。私はよくわからないけど、初めてマシンでコースに入った最初の周での踏みっぷりにみんな驚いていたよ!本当に乗ってなかったのか!?ってさ。」と言って励ましてくれた。確かに走り出しは良かったが、レースでの良い成績を望めるところまで持って行ききれてないのは明らかだった。「今、自分に出来ることをしよう。」そう思い、薬局へ行った。筋肉痛に効く、シップなどを購入するためだ。ポジションが今ひとつだったことと慣れない部分があるためだが、腕の力が相当要り、両腕はまるで自分のものではないのではないかというほどに腫れ上がっていた。「大したことはない。明日には大丈夫。」そう思ってはいたが、より良い状況を作る努力をするためにそれを購入、より良い体の環境を作ることにした。
P1000063P1000007そして、レースに向けてサーキットでマシンメンテナンスをしているチームスタッフを訪ねる。「明日、少しでも良い結果にしたいから協力して欲しい。」とお願いし、データを見せてもらい、より良いドライビングにどうしたら良いか、エンジニアのアンディに相談した。マシンで気になる部分を言い、見直しして欲しいとメカニックのケンボーに告げた。そして、コーチのリッチーを呼び、マシンの乗り込み、左足ブレーキの踏み方、抜き方、シフトダウン時のアクセルのブリッピング操作をして見せ、「操作は合っているか?問題点はないか?勘違いはないか」を徹底してチェックした。シーケンシャルシフトの操作についても実際にエンジンをかけ、タイヤを空転させ、テストし、私の操作に問題がないか、やり方がおかしくないかなどチェックしてもらった。そんな中から、新しいアドバイスもあり、勉強になった。間違って考えていたこともあった。また、合っていた操作にも確信が持てた。


大切なことは、「解らないこと、疑問に思っていることをそのままにしないこと」だ。全てをクリアにする。質問できる環境を作り、ひとつずつ進めていくことが出来るこのチームだから、これからもやっていける!そう思えた。ついつい忘れて、自身のドライビングテクニック向上のみに集中してしまいがちだが、それ以外でもタイムアップに繫げていく方法はある。そして何よりスポーツはチームプレーだ。モータースポーツは特にその比重が大きく、決して1人の力でどうにかなるものではない。サーキットに来るまでも、サーキットに来てからもたくさんの人に支えられている。力を合わせ、同じ想いを持たなくては結果に結びつかない。「みんなと一緒に戦っている」ことを忘れてはいけない。今、いきなりの参戦という難しい状況にある私になんとか良い結果を出して欲しいとチームのみんなが願ってくれている。チームで一緒にそれに向かって戦っていくのだ。「私のみんなと一緒に良い結果を出しに行きたい!」ならばその気持ちを言葉と行動で示さなくてはいけない。それに対してハングリーであることを理解してもらい、協力してもらうのだ。それが出来なければ絶対に良い結果など出ない。ケーシーのお蔭で忘れかけていたことを思いだした。

「一緒に戦う仲間に自分の気持ちを伝えるんだ!」
黙っていても伝わらない。

「レースはチームで戦っている!」
いつも忘れてはいけない。

・・・

ここを見てくれているあなたは「レース」をしてますか?
「人生はレースそのもの」最近よくそう思います。

あなたの戦う「レース」のチームとコミュニケーション取って、全てをクリアにしてますか。

出来利弘

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