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2009年1月24日 (土)

RX-8 後期型リヤマルチリンクキットの流用研究 12

P1000003_2 RX-8後期型リヤマルチリンクキット
(ハブベアリング組込み済み)
¥162,750

を前期型に流用し、同時にそれ以外の主にフロント周りのサスアームブッシュを交換、後期の進化した走りを手に入れながら、リフレッシュすることができる。

(写真は前期)

RX-8前期の車両にマイナーチェンジ後のタイプRSをはじめ全車標準のリヤナックルを流用し、その違いを確認した。
P100001写真が必要パーツ一式。RX-8のリヤサスペンションのジオメトリー変更するためのパーツで、リヤ側アッパーリンクのハブキャリア側の付け根を7.5mm上方へ変更している。ハブキャリアを作り直すというコストのかかる部分にもかかわらず、メーカーが熟成してきた。ロングラテラルリンクの位置が上方へと変更されることで、「リバウンド時のトーアウトへの変化を抑える効果がある」とされている。

ここからが重要項目。写真の黒いロッドはマルチリンクのロッド類だが、これも品番変更され、再設定されている。しかし、寸法上、前期も後期も同じはずであり、現実に取り寄せてみても同じもののようだ。しかし、叩いたときの音の響きが違う。重量自体は同じようだが、材質の変更を予感させるものとなっている。実際に装着後の走行に関しても筑波サーキットコース2000走行時、リヤサスアームの剛性感の求められるような場面で全てが横にずれるような感じがして、アライメント変化を起こしていた部分が解消され、実にしっかりとした走りが可能となった。トラクション性能の差は歴然であり、それは前後バランスを変えてしまうほど強力!これが、単純に7.5mmの位置変更が効いているだけなのかこのロッド剛性も上がっているのかは、残念ながら、調べる方法はない。

P1000359 

しかし、ジオメトリー変更によって、ブレーキング時に少し不安を覚えるようなリヤの挙動はなくなった。がっちりと路面を捉えたままで、ターンインまでがとても安心感がある。コーナー限界自体も上がっている。最も大きな変化のトラクション性能はパワーをかけてもしっかり前へ押し出す走りが可能となっている。これによって、ブレーキングと立ち上がりの速さがあるという意味で、BS(ブリヂストン)製POTENZA RE-11とのマッチングが非常に良い。そういえば、RX-8後期TYPE RSも標準装着タイヤはBS製POTENZA RE-050だった。このタイヤのトラクション性能を活かすための変更だったのか!?限界付近のコントロール性、バンクで最大ストレスがかかるポイントでのリヤの剛性感が本当に素晴らしい。

P1000360

これだけのトラクションならば、きっとマルチリンクのロッドにかかるGも負担も当然大きくなる。もし、材質変更され、強化となっているならば、サーキット派はもちろん、街乗りで高いクォリティの走りを求めるオーナーにも嬉しい。このあたり、是非、RX-7マガジンあたりで調べて欲しいところだ。ただし装着にはそれなりにノウハウが必要。フロントタワーバー、リヤタワーバーにどれを選び、剛性バランスにあわせたアライメント設定ができるかどうかで、このマルチリンクジオメトリー変更を活かせるかどうかが大きく変わってくる。


P1000415後期リヤマルチリンク周りは、12月に筑波サーキットで行われた「REVアタック」でテストしたが、残念ながら、タイムはそれほど良くはなかった。あまりの強烈さにそれまでのアライメントでは、フロントを押してしまい対応できず、現地で急遽アライメントのトーを変更、応急で対応したが、気温もあがり、ベストアタックはではなかった。しかし、フィーリングは向上し、前後のバランスを上手に取ったセッティングも確認することができた。
このリヤマルチリンク周りに後期パーツを流用し、リセッティングした前期型RX-8はRX-7マガジン(2月7日発売予定)に試乗インプレッションが掲載されているので、それを参考にしてみてほしい。



出来利弘

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