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2009年1月15日 (木)

貴島孝雄トークショーがザッカーブースにて開催された

P1000057 左から城市邦夫さん、貴島孝雄さん、斎藤慎輔さん、3人によるトークショーがザッカーブースで開催された。こちらはかなりマニアックな話の展開となった。歴代ロードスターが展示され、RX-500に見つめられる位置でのトークショーにマツダファン、ロードスターファンは興奮状態を隠しきれない。

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ファンが思わず聞き入ってしまう熱いトークが繰り広げられたsign01ここでは怖くて全ては書けません bombやはり、こういったイベントは実際に足を運んで参加しなくてはなりませんね。生で聞くと感動が全く違う。NCのことがとてもよくわかりました。そして3人ともロードスターが大好きであることも。今年で20周年を迎えるマツダロードスター。これだけ長い年数、同じコンセプトが愛され続けているクルマは他にほとんど例がなく、まさに「世界の名車」と言って過言ではない。しかもこのクルマはマツダの生んだ「日本車」sign01日本の自動車文化の財産である。そんなロードスターについて、「今の時代だからこそ!ロードスターに乗って欲しい。もうすぐ、いつかわからんが、こんなエンジンの音がして走るものに乗れなくなる。」「このフィーリングを変えないために進化を続けている。」ことも確認された。
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今回のマイナーチェンジはマイナーと呼んではもったいないほど徹底している。まるで貴島さんたちが造りたいロードスターをそのまま作ってしまったかのようなモデル。全てが「貴島スペシャルの限定車」とでも言おうか、そう思ってしまうほど、気迫が感じられる内容となっている。慎輔さんから、「NC前期はステアリングフィールがもうちょっと頑張って欲しかった。今回改良されているというがどうして最初から出来なかったのか。」という鋭い質問に貴島さんが「技術が進歩したからです。」と答える。「進歩したということは、最初のものは未完成だったのか。」と返された質問に貴島さん「技術の進歩はあるんですよ。それは設計だけではない。例えばタイヤの新しい技術が開発され、進化するとそれを活かすことの出来るようにダンパーの特性を見直したり、ジオメトリーを変更したりする。それは3年以上前のタイヤに合わせたものとは違うといったことです。」「当時はその時出来るレベルで最高に仕上げた。」といつもパーツ供給メーカーに気を使った発言に留める貴島氏が、この小さなブースで熱く語った。

確かにタイヤに代表されるように年々パーツの性能、精度が向上している。一時よりは落ち着いているもののやはり10年前のタイヤ、ダンパーなど振り返れば、様々なものが大きく進化している。3年といえばその3分の1にあたるのであるから、クルマを構成する全てのパーツが進化するため、それに対応することは必要。とても納得するお話だった。しかし、エンジンに鍛造クランクを採用して、500回転レブリミットを引き上げ、ロールセンターを下げて、ステアリングフィールと限界特性を詰めるなど、なかなかできることではない。エクステリア、インテリアもただ格好良くなったのではなく、絶妙なデザインは熟成が重ねられたものだけが持つ独特の雰囲気がある。これもタイミングで現在、開発途中であれば「鍛造クランク」も「ロールセンター変更」も認められなかったかもしれない。そう思うとこのNC2と呼ばれる後期型ロードスターも奇跡の誕生と言ってよいだろう。これは最後の作品として、「貴島さんが自分が欲しい仕様」にするため徹底熟成したに違いないと確信した。そう「商品」でなく、「作品」として。
「自分たちの乗りたいクルマを創った。みんなが自分のクルマを作っている!」が最初のユーノスロードスター(NA6CE)ではなかったか。そう思うと、今、まさに新型ロードスターが清く、そのコンセプトに戻ったことで輝いてみえる。このNC2は本当に良いので、早くみんなに乗って欲しい。

このイベントを企画してくれたザッカー編集部に感謝したい。是非、またこういった企画を行ってほしい。やはり人と人とは会って話をしなくてはダメですね。開発者、ジャーナリスト、雑誌編集部のみなさんとは普段会うことがありません。しかし、ここで会えたことで本の見え方すらも変わってくるのではないでしょうか。ここに来たみんなが、それぞれこのイベントのことを友人に伝え、輪が広がっていくことでしょう。イベントの波及効果は計り知れない。これからは心に訴えてくるものでなくては、残らないと私たちディーテクニックは考えている。ザッカー誌は、まさにそこを捕らえた雑誌であり、特にマツダ車、スポーツカーをきちんと評価している。何より、スポーツカーが大好きであることが誌面から伝わってくるのが良い。今後の展開が楽しみだ。次号は1月20日発売はタイミング的に一番最初のジャーナリストによるロードスター試乗記となるのではないだろうか!?NC2の評価が気になるファンにとって、次号のザッカーは注目だ。

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最後は貴島さんのご挨拶のあと、直筆サイン会、記念撮影会があり、ファンは大いに興奮した。

出来利弘
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