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2009年1月 7日 (水)

NC ロードスター マイナーチェンジ研究 10 試乗RS RHT 6MT車

P1000004 マツダロードスターNC2のRHT、6MTの試乗車を試乗する機会に恵まれ、早速テストドライブした!

写真はロードスターRS RHT
ストーミーブルーマイカ

P1000003 動かしてみて最初の印象は「軽い!気持ちいい!低速のパンチがある!」だ。幌のクルマに比較してRHT(パワーリトラクタブルハードトップ)は車重が少し思いが、動きだしはこれまでのどのNCよりも軽く感じる。これはエンジンのセッティングによるところが大きい。エンジンの精度がさらに上がっているようで、振動が少ない。また、エンジンの吹け上がり、吹け落ちのタイムラグがグッと少なくなっている!排ガス規制クリアのために最近の新車はどのメーカーのものでもこのあたりのアクセルに対するエンジンの反応が鈍くなってきていた。触媒が大きくなったこともあるだろう。しかし、このNCはそのハンデを感じさせない素晴らしさを持っている。これはあくまで推測だが、マツダが触媒の効率を脅威的にあげてきたか、触媒にそれほど頼らなくても排ガスを浄化するエンジン内部に脅威の技術を実用化したのではないか。コンピュータ技術、制御技術の発達により、鋭い吹け上がりを維持しながら、きれいな排ガスを確保したのか。いずれにしても排気ガスは4つ☆を獲得して、このアクセルレスポンスの実現は素晴らしい。そして、アイドリングから3000rpmまでのパンチ力が凄く上がっている。ここはサーキットやスポーツ走行にはあまり関係ないが、街でゴーストップの繰り返しでの楽しさに大きな差がでる。スタートと同時にアクセルにレスポンスしてくれるエンジンは回さなくても気持ちよく、NAのユーノスロードスターに初めて乗ったときを思い出した。きっと知らず知らずに0.1秒にも満たないであろう微妙な遅れに違和感を感じていたのだろう。エンジンのサウンドも少しではあるが変化した。より高精度でDOHCらしいものとなった。
P1000001 レブリミットばかりが話題となっているLF-VE[RS]型エンジンだが、3000rpmから、6000rpmまでのトルクの出方、サウンドは直列4気筒らしいパンチとDOHCならではの上りつめていくようなものとなっている。4000rpmを以上をキープした走りは更に刺激的。鍛造クランク採用がこれほど効くのか、7500rpmまできれいなDOHCサウンドと共に一気に吹け上がり、その音色が実に気持ちよい。極端な可変機構を持たない、シンプルなエンジンの持つ、自然な音。これは是非、オープンでワインディングロードで楽しんでみたい。いつも全開走行を求めてくる性格ではないが、スポーツ走行時には充分にそれに応えてくれるだろう。冷静に分析すれば、ピークパワーがそれほど変わったとも思えない。サーキットではタイム差が出ない程度かもしれないが、このエンジンフィールを味わえるならば、新型は凄く魅力的。
P1000002_2 マツダ内製6MTのミッションもまるで違う。シフトフィールが実に滑らかで確実。6MT であると解っていても名機マツダ内製5MTだったのではないかと何度も確認してしまった。6MTによるクロスミッション化のメリットだけがクローズアップされ、500rpm高まったレブリミットと相まって、エンジンに対してベストに近いギヤ比のバランスと感じた。ついに6MTがどんな状況でもベストとなるのか!?このエンジン、まだ距離も充分でないことを考えるとこれから楽しみだ。今回、都内での短い時間だったため、サスペンションのセッティングを見極めるような走りは出来なかった。しかし、ステアリングフィールが実に上質で素直だった。この味を出すために私たちはアライメント含めかなり気を遣うが、工場出荷時からこのレベルは本当に凄い。タイヤなのかステアリングラックか、それともアップライトの変更がこんな低速、まっすぐでも違うのか。早くワインディングで試してみたい。というよりも「これは買わなくてはいけない!これほど完成度の高いクルマがこんなプライスで売っている日本って、なんて幸せなんだろう。」それ以外、言葉が思いあたらない。大げさだというならば、是非、試乗して確かめてほしい。
P1000005_2 RHTはオープンでないときのこもり音、ロードノイズが気になっていたが、それがしっかり改善されていたこともご報告しておく。幌のスポーツモデルに乗ってみたい!ついにNCロードスターが完成の域に達した。これ以上はない。NC2のNR-Aをベースとした「TCR 2000」を現在製作中でテストしつつ今月末にはアライメントを決定する予定。自社のコンプリートカーながら、エンジンはいったいどんな吹け上がりを示し、脅威のコーナリングパフォーマンスを発揮してくれるか、今から楽しみで仕方がない。今回はグレードが非常に明確に分けられ、それぞれの熟成が進んだ結果、VSとRS、幌とRHTどれも良いクルマになったその人の走るステージに合わせて選んでも後悔することはないだろう。私はたまにサーキットも考えるので、個人的にサンフラワーイエロー、NC2ベースの「TCR 2000」欲しいなあ。今回のモデルはパーティレースに出たり、サーキット走行しない人にとってもかなり楽しいクルマとなりそうだ。


出来利弘

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