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2008年5月31日 (土)

RX-8 サスアーム、ボディ研究 11

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RX-7マガジン『新型RX-8特集』はご覧になられましたか?
本当に詳しく載っているので、是非、熟読してみてください。何度みてもRX-8の下廻りは興味深い。サーキットを走ってみて、更に気になったのはボディ。板厚がアップされていると言ってもわずかな差ではと思ったらこれがかなり違う。ホイールエプロン後部の板厚は0.65mm→0.75mmにアップされねじり剛性アップに寄与している。フロントドア開口部のヒンジピラーにはスポットウェルボンドを追加、接合性を強化している。サスペンションストラットタワー部の板厚も1.4mm→1.6mmとなっているほか、3点の取り付け点を持つ台形タワーバーに変更。フロントサスペンションメンバー(サスアームの取付けされている部分)にはウレタンを充填して剛性アップしている。これは昔からラリーなどの競技車で多く使われていた手法で溶かしたウレタンを流し込み、隅々まで行き渡った後に固まると硬い発砲スチロールのような状態となり、メンバーが捩れたり、潰れたりしにくくするもの。

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RS専用ビルシュタインもこれまでのマツダ車に標準装着されていたどのモデルよりもしなやかに動くように感じるが、設定自体はハードなものとなっている。サスアームブッシュも仕様を変更して、最適化しているとのことなので、全てトータルセッティングでこの「走りの味」を出しているのだろう。優秀なテストスタッフがかなりの走り込みを行い、その言葉を理解するエンジニアがいなければ実現出来ないこのセッティングは正にレースカーの開発以上のもの。

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フロントのダブルウィッシュボーンサスペンションも非常にスムーズに動き、ステアリング剛性感もがっちりしたものとなった。しかし、このステアリングの剛性感、フロント廻りも大事だが、意外にもリヤサスペンションがきちんとしているかどうかが影響することを『RX-8 TD-Version』の開発で確認している。リヤサスペンションを初期からしっかり動かしながらもマルチリンクが良くない動きをする手前までのみ使うセッティングを見つけることで理想的なFRの動きを目指した。このRSはどのような改良をしてきたのか。リヤサスペンションも見てみよう。
新型のRX-8はアッパーロングラテラルリンクとハブサポートとの締結部うぃ7.5mm上方に変更して、ブレーキング時のトー変化が少なくなるように変更してきている。まるでサスアーム自体も高剛性なものに交換したかの様な走りは感動。これを本当にブッシュの最適化と取付け位置変更のみで実現しているならば、本当にすごい。走行して感じたリヤを沈めながら、しっかりトラクションがかかって加速するFRらしい走りはブッシュを含めた変更が非常に効いている。実に興味深い変更だ。このマルチリンクのサスアームのパーツ全てを調べて測り、比較してみると未確認ではあるが長さ、角度は同じようである。ハブサポートのみ交換して、アライメントセッティングすれば、マイナー前への流用も期待できるが、すぐにそれを行うのは考えものだ。これで仮にすごくトラクションがかかるとして、このリヤとバランスを取れるほどしっかりとしたフロントが作れるかどうかだ。新型はボディを含め、このリヤとのバランスを考えて、大幅に手を加えてきたと思われる。リヤの簡単な流用は大金がかかる上、全く曲がらないRX-8となってしまう可能性あり、リスクがある。このあたり、ディーテクニックの赤いマイナー前RX-8がそろそろブッシュ交換時期なので、流用テストをしてみたいと思うので、数ヶ月後の結果報告を待ってほしい。
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